第1話 モノトーン
モノトーン【monotone】
- [名・形動]
- 1 単調であること。また、そのさま。一本調子。「―なリズムの音楽」
- 2 単一色の濃淡・明暗で表現すること。 出典:デジタル大辞典
作中では譜面や鍵盤の色、そして母親を失った公生が感じる
世界を表してますね。
──でも 僕には 僕には モノトーンに見える 譜面の様に 鍵盤の様に ──有馬公生
— 四月は君の嘘bot (@kimiusobot) 2015, 7月 26
公生はこの時点ではまだ輝いてませんから、
世界が単調で白黒に見えています。
そんな彼の世界を揺るがす出来事がかをりとの出会い。
(美和が言ってたよ 「彼と出会った瞬間 私の人生が変わったの 見るもの 聞くもの 感じるもの 私の風景 全部が カラフルに色づきはじめたの 世界が 輝きだしたの」) ──澤部椿
— 四月は君の嘘bot (@kimiusobot) 2015, 7月 27
椿が言った台詞が挿入されることで、
よりカラフルさが強調されてますよね、このシーン。
今まさに、公生の世界が色づき始めるのです。
彼自身も色づいたことを実感したことでしょう。
かをりが公生を見た瞬間に涙を流していたことは
多くの人が言及しているのでここでは不要でしょう。
そして最後の公生の台詞。
14歳の春 僕は 自分の足で 走り始める ──有馬公生
— 四月は君の嘘bot (@kimiusobot) 2015, 7月 27
公生が今まで自分で何も選択しなかったことがうかがえますね。
ピアノを弾いていたのは早希さんのためだし。
それ以降は惰性で生きているし。
でも自分で何も決めてこなかった公生が
自分の意志で未来を選択する。
そんな力強さをこの台詞から感じます。
私事ですが、平日に更新するのは厳しいので
土日に更新させてください。
次は第2話についてです。それでは。