第1話 モノトーン

モノトーン【monotone】

  1. [名・形動]
  1. 単調であること。また、そのさま。一本調子。「―なリズムの音楽」
  1. 単一色の濃淡・明暗で表現すること。 出典:デジタル大辞典

 

作中では譜面や鍵盤の色、そして母親を失った公生が感じる

世界を表してますね。

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公生はこの時点ではまだ輝いてませんから、

世界が単調で白黒に見えています。

 

 

そんな彼の世界を揺るがす出来事がかをりとの出会い。

 

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椿が言った台詞が挿入されることで、

よりカラフルさが強調されてますよね、このシーン。

今まさに、公生の世界が色づき始めるのです。

彼自身も色づいたことを実感したことでしょう。

 

かをりが公生を見た瞬間に涙を流していたことは

多くの人が言及しているのでここでは不要でしょう。

 

そして最後の公生の台詞。

 

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公生が今まで自分で何も選択しなかったことがうかがえますね。

ピアノを弾いていたのは早希さんのためだし。

それ以降は惰性で生きているし。

でも自分で何も決めてこなかった公生が

自分の意志で未来を選択する。

そんな力強さをこの台詞から感じます。

 

私事ですが、平日に更新するのは厳しいので

土日に更新させてください。

次は第2話についてです。それでは。