『四月は君の嘘』実写映画化に関する中の人の見解

先週は更新できなくてすいません。

演奏会に聴きに行っていたら更新する時間がなくて。

時間は自分で作らなきゃいけないんですけど、難しいですね。

 

さて、以前更新してから今日までの間にビッグニュースが

舞い込んできましたね。

 

 

マンガのニュースサイト「コミックナタリー」さんでも

記事が書かれています。

 

 

中の人的には歓迎です。

『四月は君の嘘』は実写化しやすい題材ですし、なんら不思議ではありません。

中の人はアニメより先に実写化するのではないかと思ってましたから。

 

やはり映画やドラマでしか作品に触れない人も一定数いるんですよね。

今回の実写映画化が層を開拓するのだと考えると悪い話ではありません。

マンガにしろアニメにしろ『四月は君の嘘』に触れたことがなかった人が

映画をきっかけにして『四月は君の嘘』を気に入ってもらえると思うと

ものすごくうれしいですね。

スポーツ新聞には君嘘人物関係図も掲載されていたようなので

これからいろんな層に受け入れられていくんだと思います。

 

うれしいことがもう1点。

役者の方が物語に影響されているという点ですね。

かをり役の広瀬すずさんは「綺麗な世界で自分自身の悩みと戦っている」

公生役の山崎賢人さんは「日常がこんなにカラフルなんだと教えてくれた」

とおっしゃっています。

 

私達が『四月は君の嘘』を読んで思ったことそのままじゃないですか。

 

お2人とも『四月は君の嘘』の世界観に惹かれていますから、

そこまで心配はいらないんじゃないかなと思います。

 

ただ、お2人とも4月から演奏の練習を始められたということなので、

演奏のクォリティはどうしてもアニメ(こちらはプロの演奏家が演奏)と

比べてしまいますけど、そもそもアニメと比べること自体が筋違いですしね。

原作はマンガであって、アニメをもとに実写化するのではないですから。

(ついでに言うとアニメの監督であるイシグロ監督も実写映画化のツイートを

 RTしていらっしゃいます。ある程度は賛同されているのではないでしょうか)

 

というわけで実写映画化自体は中の人は歓迎です。

ただそれは、物語の改変・欠落がないということが前提ですが。

 

『四月は君の嘘』は周囲の人から影響を受け、周囲の人に影響を与えていく

物語です。

その意味では、渡や椿の敗戦も、武士や絵見とのコンクールも、紘子さんとの夏祭りも、プールも、早希さんを思い出したガラコンも、凪とのくる学祭も、東日本コンクール予選も欠かせません。

三池くんや斉藤先輩だって出してほしいくらいです。

それだけ人間関係が色濃い物語なのです。

 

ただ、その色濃さを出すにはどうしても2時間には収まらないでしょう。

(ドラマであったなら、その点は心配しませんでした)

 

中学生という設定を高校生に変えたのは大目に見ましょう。

(変える必要性があったのかはわかりませんが)

願わくば、大きな設定変更やカットがありませんように。

(この点は劇場アニメ化であったとしても同じことでした)

 

でもその点もあまり心配をしていません。

過去に講談社は連続ドラマの話を白紙に戻したこともありますから。

 

 

コンクール予選でショパンをほかの曲にしようとしたイシグロ監督を

編集部が怒ったという話もありますからちゃんと新川先生を守ってくれるでしょう。

 

いろいろ書きましたが、少しは実写映画化を信じてもいいのではないでしょうか。

「おもしろかったよー」という人には「マンガも面白いよー」と言えますし、

「おもしろくなかったよー」という人には「マンガは面白いよー」と言えますし。

 

好きな媒体で作品を愛して、違う媒体でも楽しめたら素敵だと思います。

(違う媒体でも楽しまないといけない、というわけではありません)